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2段モーションがなぜ悪い? [スポーツ]

先日、夏の甲子園大会でなんとも後味の悪いシーンがあった。
2日目の専大松戸VS花巻東の対戦で それは起こった。

花巻東:高橋、専大松戸:原の両好投手を擁しての投げ合いが期待されたが、専大松戸の原投手のモーションに2段モーションの注意が与えられた。

この件に関しての高野連の見解の違いについてはネットで取り沙汰されてるのであえて触れるつもりはない。

私がここで言いたいのはいつからか2段モーションが禁止になったか?
そしてなぜ、2段モーションがいけないのか?ということである。

投手は投球の際、クイックで投げる時以外は足を上げるわけだが
その上げ方は様々で、腰にいわゆる、「タメ」を作る際に足を二段階に分けて上げるようなフォームになる場合がある。それが2段モーションとみなされるわけだが、

なぜ、禁止になったということにプロ野球に関しては明確な原因があるわけでもなかった。野球規則では
投球動作を故意に止めて投げてはなならないとうたってるが、前述した「タメ」であると判断されればお咎めなしだったのだ。

しかし、WBCなどの国際試合が多くなる上で世界基準で統一するためという大義名分も浮上し、厳しくなった。その煽りを食らったのは横浜DeNAの三浦大輔や当時、近鉄バファローズの岩隈久志らである。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=sSMNYo89tCg


まぁ、この2段モーションに関しては個人的に見解が分かれるのは当たり前だと思うが、相対する打者から見てどうなのだろうか?

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足を上げてタイミングをとる打者はプロやアマにも結構いる。(早実の清宮幸太郎もこの類い)
しかし、この足あげ動作も打者は投手の手からボールが離れるリリースの瞬間にタイミングを合わせる。よって投手の2段モーションなどにさして惑わされることは、2段モーションとクイッを使い分けるようなことをされない限り(さすがに反則投球になるだろうが)起こり得ないだろう。

その昔、王貞治氏が現役の頃、日本シリーズで西鉄ライオンズ(現、西武ライオンズのかなり前身)の鉄腕: 稲尾和久(故人)投手と対戦した際、稲尾は明らかに王貞治の1本足打法のタイミングを外すためだけに2段モーションを試みた。この当時は規制そのものがゆるかっだったのか…反則投球扱いにはされていない。

現代ではこのケース程、極端ではないにせよ、明らかに投手が故意にやるものと断定できれば、野球規則に触れるものとして扱うべきだとは思う。

しかし、1本足打法という特異な打法ならともかく、2段モーション自体にはさして打者に対しては意味はないはずである。まして故意ではなく毎回同じテンポで投げてくるのであれば尚更である。

だとすれば、プロアマ問わず、投手の投球モーションが「タメ」だと言い切れるモーションを2段モーションというくくりに入れて禁止する必要がどこにあるのだろうか?

もう、規制が緩くなるような事はないだろうが一端、厳しくしたのならプロアマ問わず、一貫性と統一性を持ってほしいものである。ケースバイケースの対応をやってくれればよいが…それは期待できそうにない。

高校球児にしてもプロの選手にしても判定の矛盾に泣かされることほど こたえるものはない。

2段モーションに悪意があるかどうか等、見る人が見ればわかるものだ。

管理する側はただ、選手の独自性を殺してるだけである。

少なくとも、この2段モーション問題に関してはそう思えてならない。

mf-bb-tp5-150807-0075_f-bb-tp5-150807-0075.jpg
http://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/...


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